1型糖尿病(基本的なこと)
1型糖尿病患者さんが生活していく中で、血糖コントロール、適切なインスリン投与、運動や食事の知識、種々のサポートが基本的で必要な事となります。患者さんは様々なライフスタイルを送られています。それぞれのライフスタイルや年齢に応じた必要かつ適切な情報と治療が大切であると考えています。
[インスリン】
1型糖尿病ではインスリンの分泌ができなくなってしまいます。この為一日に数回のインスリン投与が必要です。投与方法はペン型注入器またはインスリンポンプを使用します。インスリン製剤は持効型、超速効型、速効型、中間型、混合型があります。どの製剤が患者さんに合っているかは主治医とよく相談して決めていきます。
血糖測定について
[運動】
運動は肥満を伴う方だけではなく様々な利点があります。運動は人を活動的にして気持ちを安定させます。また活動的であることは生き生きとした生活の助けになります。また何よりインスリンによる血糖降下作用が増強し血糖コントロールがしやすくなります。
運動療法について
1型糖尿病と運動について
[栄養】
食事療法は血糖コントロールを維持するために最も重要な要素となります。“血糖値”を上げやすい食品をよく見極めることが大切です。また同じ量の炭水化物を摂取していても組み合わせた食品や食事の時間によっても血糖値への影響は様々です。患者さんそれぞれの確固たる食事療法を作り上げていくことがより良い血糖値へ近道となります。
栄養について
食事の血糖への影響
[サポート】
一人で悩まない事が大切です。食事のこと、運動のこと、妊娠のこと就学・就職など多くのことが精神的な重荷なることがあります。主治医やコメディカルとよく話あいをしましょう。また患者会など同じ病気を持つ方々と接点を持つことや適切な情報を発信しているWEBサイト等を参考するのもよいでしょう。