メニュー

フットケア

[2018.08.23]

糖尿病外来でフットケアー外来をしていると、足に潰瘍ができたのでフットケアーをお願いしますというご相談が多々あります。しかしながら潰瘍などができてしまうとそれは治療となるので看護師が実施するフットケアーの範疇を超えてしまいます。形成外科、皮膚科、内科的な糖尿病のコントロールや下肢の血流評価を行い場合によっては血管外科や循環器内科も加わっての総合的な治療となります。特にCLI:Critical limb ischemia(重症下肢虚血)は下肢切断の危険だけではなく、CLIを発症した患者さんの心筋梗塞・脳梗塞での死亡率は1年後で25%程度あるともいわれており、総合的なマネージメントが極めて重要です(Norgeren L. et al TSCHII Eur J Vasc Surgery 2007 S1-75)。特に下腿潰瘍などを発症すると歩行が困難となり活動量が低下する事でよりその患者さんの予後が低下してしまうことが推察されています。

この為、足の健康を維持するために予防するのが「フットケアー」の目的です。足に潰瘍などの病気ができてしまう前にフットケアーの知識を持った看護師さんに足を見てもらいケアーしてもらうことが大切です。また足に問題がある場合にはその他の疾患の関与があるのかをきちんと見極めていく事がとても重要です。

当院近くの訪問看護リハビリステーション「わがや」http://hug-cares.jp/footcare.htmlはフットケアーに精通している看護師さんが多数おられることから、訪問看護においてもとても質の高いフットケアーをしていただけます。訪問看護ではなかなかフットケアーをしてもらえないことが多いのでとても心強いです。また介護保険を使わずに純粋にフットケアーとしても見てくださるので足に問題を抱えている方は是非お電話してみてください。中でも越野さんは大田区仲六郷でフットケアサロン「hinataku」http://www.foot-hinataku.com/も開業されています。もちろん看護師の資格をお持ちなので医学的知識の上でのフットケアですので安心できると思います。私も一度行ってみたいと思っていますがなかなか時間がなくて行けてません。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME