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講演会 第2回大田区糖尿病医療連携セミナー

[2018.04.14]

4月12日講演会に参加してきました。今回は東邦大学大森病院との医療連携セミナーです。大森医師会、蒲田医師会、田園調布医師会と東邦大学大森病院 糖尿病内分泌内科との医療連携に関してディスカッションしてきました。

東邦大学大森病院からは糖尿病・内分泌内科教授 弘世貴久先生、准教授 熊代尚記先生の参加でした。弘世先生は私が順天堂大学時代に大変お世話になった先生です。第1部では各医師会から治療が困難な患者様の症例提示があり弘世先生、熊代先生からのアドバイスがありました。話題は高齢者の多剤処方や低血糖が中心でした。どうしても年齢が進むにつれて様々な病気をお持ちであることが多く必然的に内服薬が多くなってしまいます。その中でいかに適切な経口血糖降下薬を選択するのが良いかと多くの先生が悩まれておりました。なかでもSU薬(スルフォニウル尿素薬アマリール、グリミクロン)は低血糖を起こしやすい薬剤のため東邦大学ではアマリールで2㎎以上は使わないとのことです。アマリールは3㎎の錠剤がありますが東邦大学では採用されていません。

第2部では東邦大学大森病院 糖尿病内分泌内科 熊代尚記先生よりFGM(Flash Glucose Monitoring)のお話しがありました。FGMはフリースタイルリブレが日本で使用できる唯一のFGMとのことで海外ではその他数種類あるようです(DexcomG6)これは皮下に柔らかいテフロン針を挿入しておくことで最長2週間血糖値を15分おきに測定できる機械です。センサーは500円玉ほどの大きさで薄いので装着時にも気にならないとのことです。東邦大学ではフリースタイルリブレProを使って内服薬投薬後の血糖変動を見ることで適切な薬剤選択に使用しているそうで、クリニックや診療所からの紹介があれば装着して薬の効果を適切に評価できるとのお話しがありました。

少し調べてみると、現在海外では埋込式の血糖測定器が発売されており一度の埋込で3か月間連続して血糖値を測り続ける機器もあるようです。https://eversensediabetes.com/

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