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CSII(インスリンポンプ)

[2018.01.11]

インスリンポンプの見本です。デモ機ではないので動きませんが雰囲気はつかめます。

ミニメド620G(minimed 620G)、トランスミッターと新しい穿刺器具(サーター)です。

サーターは以前のものから改良されて使いやすくなっています。

当院は常勤医師ひとりのクリニックなので施設基準を満たさないためSAP(Sensor Augmented Pump)は保険診療では実施できないのが少し残念です。代わりに、Flash CGM(フリースタイルリブレ)を使っています。ミニメド620G以外にパラダイムインスリンポンプ(MMT722)も使えます。個人的にはMMT722の方が作りがカチッとしていてシンプルなので使いやすい感じがしますが、英語表記なので実際患者さんに説明して使ってもらうには620Gのほうが楽ですね。今年のADA(アメリカ糖尿病協会)の糖尿病治療の指針では頻回インスリン療法とインスリンポンプのHbA1cの改善度合いや低血糖の頻度に関する有益性はわずかであるとのコメントが出ていました。インスリンポンプはかなり多機能なので皆さん使いこなしていない方も多いと思います。いろいろな設定を使いこなせれば頻回インスリン療法よりも快適に過ごせるとおもいます。でも本国にある低血糖時に一時停止するタイプ(640G:Pump with automatic Low Glucose Suspend (LGS))や自動でベースインスリンを上下するタイプ(670G:Hybrid Closed Loop System)が欲しいところですね。こちらはかなり低血糖も少ないようで、日本での導入が望まれます。今のところ頻回インスリン注射+Flash CGM(フリースタイルリブレ)またはCSII+Flash CGMの組み合わせが快適ではないかと思います。いろいろ選べる時代になりうれしいですね。今度は費用についてまとめてみたいと思います。

 

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