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インスリンポンプ療法費用(頻回注射との比較)

インスリンポンプ療法に掛かる費用についてご紹介いたします。

インスリン治療は「管理料」と呼ばれる各種の費用とそれに付帯する「加算」とに大きく分かれております。

一般的に管理料+加算+再診料+採血費用(採血内容により変動します)を診療所でお支払いいただき、お薬(インスリン等)は薬局でお支払いいただくことになります。管理料や加算には様々な種類がありますがアルコール綿やセンサー、インスリンの針、インスリンポンプ(CSII)の場合にはインスリンポンプのレンタル費用、必要物品に係るコストが含まれております。通常のインスリン療法からSAP療法まで例1-5を下記に示しましたのでご参考にしてください。

フリースタイルリブレについて(FCGM:Flash CGM)

最近保険診療が可能になったフリースタイルリブレを使った場合には センサー本体価格が7089円(初回のみで患者様負担はなく血糖測定加算に含まれます)、使い捨てのセンサーは単独では販売されておらず、自己血糖測定に使用する際の電極とセットでしか購入できないことになっておりメーカーの小売り価格は電極の枚数とは無関係にセンサー2個(1個で約2週間使用可能)と電極で13,800円となっております。この為血糖自己測定加算の月120回以上測定する場合の15000円でのご利用となっております。(だいぶ不自然な費用形態になっており、一日2回しか指先で測らない患者様の場合8600円でよいはずなのですがこの場合血糖測定に掛かる費用だけで見ると、診療所が赤字となるようになるため、現在のところどこの施設も半ば強制的に月120回測定での運用になっているようです。これは原則的には血糖測定を頻回に実施している方が随時フリースタイルリブレで血糖値を参考にすることができる状態を想定して設定されているためと考えております。フリースタイルリブレ(FCGM)の信頼性(間質液のブドウ糖濃度を測定)にも起因するようで、あくまでも血糖測定を主体に治療しなさいということでしょう)

例1 1日4回の皮下注射を実施し、自己血糖測定は一日3回実施している(90回/月)の場合

在宅自己注射指導管理料(28回以上)7,500円+血糖自己測定加算(月90回以上)11700円+注入器用注射針加算2000円+再診料720円+採血料(HbA1cと血糖値のみ)3290円=25,210円となります。

保険診療が3割負担の患者様ですと7,560円となります。

例2 1日4回の皮下注射を実施し、フリースタイルリブレを使用した場合

在宅自己注射指導管理料(28回以上)7,500円+血糖自己測定加算(月120回以上)14,900円+注入器用注射針加算2,000円+再診料720円+採血料(HbA1cと血糖値のみ)3,290円=28,410円となります。3割負担の場合8,520円

例3 インスリンポンプ療法メドトロニック社(ミニメド620G またはパラダイムインスリンポンプ722)を使用し、自己血糖測定を一日3回実施した場合

在宅自己注射指導管理料(複雑な場合)12300円+間歇注入シリンジポンプ加算(プログラム付き)25,000円+血糖自己測定加算(月90回以上)11700円+再診料720円+採血料(HbA1cと血糖値のみ)3,290円=53,410円となります。3割負担で16,000円

例4 インスリンポンプ療法メドトロニック社(ミニメド620G またはパラダイムインスリンポンプ722)を使用し、フリースタイルリブレを使用した場合

在宅自己注射指導管理料(複雑な場合)12300円+間歇注入シリンジポンプ加算(プログラム付き)25,000円+血糖自己測定加算(月120回以上)14,900円+再診料720円+採血料(HbA1cと血糖値のみ)3,290円=56,210円となります。3割負担で16,860円

例5 インスリンポンプ療法(ミニメド640G with スマートガードテクノロジー)でCGM(持続血糖測定)を毎日(月5個使用)使用した場合

在宅自己注射指導管理料(複雑な場合)12300円+持続血糖測定加算32,300円+血糖測定器加算(センサー5個以下)33,000円+再診料720円+採血料(HbA1cと血糖値のみ)3,290円=81,610円となります。3割負担で24,480円

上記のほか薬局でのお薬代がかかります。

下記に係る費用の表を掲載しております(クリックして拡大します)。ご自身の血糖測定回数等に合わせて費用を計算するのにご利用ください。(あくまで参考のお値段となります。このほか検査の内容や処方の内容、併存する他疾患により費用は異なります)

 

 値段表

 

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