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インスリンポンプ療法(CSII)

インスリンポンプによるフレキシブルなインスリン投与

インスリンポンプ療法(CSII: Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)は携帯型シリンジポンプを使い持続的にインスリンを投与する治療方法です。1型糖尿病や妊娠糖尿病、2型糖尿病でもインスリン分泌がわずかになっている場合に使用されます。当院では下記のインスリンポンプを取り扱っております。ご希望の方はお電話でご予約下さい。またご不明な点や聞いてみたい事、ご自身の治療法の事など、なんでも気軽にお電話ください。診療時間外でも可能な範囲でご対応させていただきます。(クリニックTEL 03-3728-8611 診療時間外 070-4162-5949

メドトロニック社

  • パラダイムインスリンポンプ722
  • ミニメド640(SAP無)フリースタイルリブレとの併用可
  • ミニメド640(SAP有)
  • ミニメド640G(スマートガードテクノロージー)

テルモ社 

  • メディセーフウィズ(パッチ式インスリンポンプ)準備中

基礎インスリン 超速効型インスリンを少しずつ短い間隔で注入する事により持続的に血中のインスリン濃度を維持します。この持続的な投与により基礎インスリンの補充を行います。これを基礎レートと呼びあらかじめ自分でプログラムする事ができるため一日の間の基礎インスリン投与量を自由に変更する事ができます。例えば夜間は少ない基礎インスリンとして午前中は多めの基礎インスリンに設定することも可能です。またクラブ活動やスポーツをする前に好きな時間だけインスリン投与量を減らすことも可能です。(テンポラリーベース)こうすることで運動時の低血糖を防ぐことができます。

ボーラスインスリン ポンプ内に充填した超速効型インスリンを食事に合わせてチューブを通して皮下へ注入します。すでに皮下にテフロン針が留置されているため針を刺す必要はありません。ポンプのボタンを押すことで注入が開始されますので外出時のインスリン注入も手軽になります。もう一つ、ペン型の注射と大きく異なることは注入単位が0.1単位刻みで選べる事です。ペン型では1単位刻みですがインスリンポンプでは0.1単位刻みでボーラスインスリン量を設定することができるためよりきめ細かいインスリン投与が可能となり、ちょっとした間食などにもインスリンを投与する事ができます。

ボーラスウイザード あらかじめインスリンポンプ内に糖質比(インスリン1単位でカバーできる糖質量)、インスリン効果値(インスリン1単位で予測される血糖低下量)目標血糖値範囲(目標とする血糖値の範囲例:130-170㎎/dl)残存インスリン時間(注入後インスリンが消失していく時間)を設定する事で現在の血糖値、摂取する糖質量を入力する事で自動でインスリン投与量を算出する機能です。時間帯によってすべての値を設定する事ができるため夕方や就寝前の低血糖になりやすい時間帯には下がりすぎないように設定する事や午前中の上がりやすい時間帯にはしっかり下がるように設定することが可能です。また残存インスリンはいつでも画面で確認することができるためその時の血糖値と比較する事でこれから低血糖になる可能性を予測することが可能です。

SAP療法(Sensor augmented Insulin Pump Therapy) インスリンポンプにパーソナルCGM機能(24時間持続血糖測定機能)を搭載したシステムです。CGMで測定されたセンサーグルコース値がリアルタイムでインスリンポンプのモニター画面に表示されるため、患者さんご自身で血糖変動の傾向を随時確認する事ができます。またセンサーグルコース値が一定の範囲を超えて上昇または低下した場合に音やバイブでお知らせするアラート機能もあります。

 

皮下間質液中のブドウ糖濃度を測定し、一日に3-4回の血糖測定による実測血糖値によって較正することで血糖値と近似した値を示します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スマートガードテクノロジー SAP療法でセンサーグルコース値が事前に設定した下限値に近づくと基礎インスリン注入を自動的に停止します。センサグルコース値が回復すると(血糖値が上昇して元に戻れば)インスリンの注入を再開します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パッチ式インスリンポンプ(メディセーフウィズ) テルモ社が11月10日に製造販売承認を取得。2018年夏ごろから発売開始予定。インスリンポンプ本体を小型化し直接皮膚へ張り付けてカニューレを挿入するタイプのためチューブフリーの設計です。以前より海外では同様のポンプが発売されていました。

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