医療連携を推進する会
第26回 患者さんの立場で医療連携を推進する会(GINeTT)
9月7日(金)NTT東日本関東病院で開催された医療連携の会に参加しました。
総合司会としてNTT東日本関東病院 外科部長 針原 康先生
Session1は「上腸間膜動脈血栓症の2例」NTT東日本関東病院 外科 高山 真秀先生
Session2は「便秘治療につていの最近の話題」NTT東日本関東病院 消化器内科部長 松橋 信行先生
から講演がありました。圧痛のない腹痛には血栓症などの急性疾患があり判断を間違えると不幸な転帰となってしまうことを改めて考えさせる症例でした。講演の終わりには消化器外科・消化器内科のスタッフの先生から自己紹介があり20名以上の先生方からご挨拶をいただきました。合わせて参加していた開業医の先生方からもご挨拶がありました。ほとんどが品川区医師会の先生方でしたが大田区医師会の先生もおひとり参加されておりました。私は初めての参加でしたが他の品川区医師会開業医の先生方からはそろって「NTT東日本関東病院は病診連携の対応が極めて優れておりとても感謝している」とのご意見がありました。ご挨拶いただいた先生方からも365日24時間いつでもご連絡ください。とのご挨拶があり、頭が下がる思いでした。
腹痛というと消化器疾患、循環器疾患、婦人科疾患と多科にわたる疾患を念頭に鑑別疾患を上げなくてはならないのですがどうしたもクリニックレベルの装備では限界があります。NTT東日本関東病院では来院された患者さんを消化器・循環器・婦人科と連携しながら診断・治療していただけるとのことで、大変すばらしいと思いました。
多くは腹痛の患者さんを紹介しようと電話すると「何科ですか?」と聞かれる事が多く、内心「それがわかれば苦労しない」と思いながら電話しています。今回の医療連携の会は本当に患者さんの立場に立った医療連携だと感じました。